永く不況にいる我が国。
その脱却の提言を大分考えていた。その結論が本日やっと見えてきた。

1.なぜ光が見えてこないか?
御存じの通り、資源のない我が国は、製造業を強化し外貨を稼ぐモデルをアジアで先行して行い、輝かしい成功を収めた。
しかし、当時の先進国のマネから始めたこの構造は、本当の先進国になった時からだんだんと失速をしている。
それは、アジア近隣の諸国の安い労働力や国家的製造業の支援など理由はいくつもある。
技術力の高い我が国が、ちょっと後からきた国々に押されている。
いいもの、素晴らしいものを作っても、他国にそれに近い安価なものを作られている状況に打開策が見えていない。

それは、高い技術力であるが、高い値段に見合ったタイムリーな製品を生みだしていない事が原因である。

2.製造業の悩み
世界的に一流メーカーの多い我が国において、各社は性能のよい高付加価値の製品を製造しようと躍起になっている。
しかし、世界的に不況である状況では、ちょっと劣っても丁度良いものを購入するのだと思う。
サムソンやLGなどのメーカーは、不況の日本で受けいれられている。

製造業は、新しい企画を立てて他社に無いものを生み出したいはずだが、なぜ生れないのだろうか?
空想からは良いものを生み出せないということだと思う。

3.我が国の必要な転換
製造の分野でトップを走っていた我が国が、製造業の衰退したアメリアに負けている。
例えば、FACEBOOKやTwitterそしてApple。
なぜ、負けてしまうのだろうか?

それまでの方法では、製造業が新しいイノベーションを提案してきた。
しかし、それは、我が国より進んだ国によるものを改良して提案したということだったと思う。

現在の行き詰った展開に、新しいイノベーションを起こしたい。しかし、起こせない。なぜか?
その答えは、サービス業に新しい発達がないからである。

今まで無かったようなサービス業を起こさないかぎり、それに付随した新しい製品が登場しないのである。
だからこそ、この国でサービス業を拡大させるような取り組みが重要になってくる。

例えば、医療や介護そして工事現場に積極的にロボットを活用するとか。
世界2位になってしまったが、スーパーコンピューターにしか処理できない膨大なデータや処理を形にしてサービスとして展開したり。
はたまた、グリーンエネルギーの国家的推進など。

結局、新しいサービスを起こす事が重要で、そのサービスに付随した製品を創ると言う事が必要なのだ。
新しいサービスは、それを実現する為に必要な製品が発生し、それが新しいのである。
大手メーカーは、そういう視点で開発をしなければならない。
appleに負けている状況はそのような視点が欠けているのだ。

4.我が国の本当のポテンシャル
円高が続いている。消費増税法案が衆議院で成立した。
そのことによって、当分円高基調は続くだろう。

しかし、なぜ円高なのだろうか?実はこの国のポテンシャルの表れなのだ。
危ない国の通貨は安くしか取引されないのだ。

なぜ、ポテンシャルが高いか?本当の理由は、大体においてこの国の国民が幸福だからなのだ。
何やかんや言っても、食糧は十分にあり、大企業も乱立し、貯金も多い。
その、大体において他国の人々より幸福な我が国のポテンシャルが円高になっていると私は思う。

だから、この幸福である我々は、今までに無い先進的サービスを起こす事ができるのではないだろうか?
そして、それをこさえて、そのサービスに関連した製品とそのノウハウを輸出する。
それが、新しい日本のビジョンと考える。

sorry

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