ここは、顔のないアジア。
一人一人が自由で幸福な国。
幸福の雲に、切実を忘れ去っている。
本当は皆これでいいのかと感じているけれど、リーダーですらどうすることもできない。
世界一民主主義が成功した顔のない国。
ここは、優しいだけのアジア。
一人一人が弱々しい国。
自分の優しさと弱さを勘違いしている。
本当は、誰も侮辱したくはないのに優しいはずなのに、耐えきれない。
世界一不思議ばかりの国。
ここは顔のないアジア、他のアジアと違う都会の国。
本当は、TVで見た他のアジアと同じように映っているのに。
そして、全世界に広がりつつある、実体のないまとまり。
本当は、元々実体なんてなくて後から付け加えたにしか過ぎず、ただ在っただけなのか?
そうならば、今の我々は昨日と明日を結びつける理由を探さなければ