お前は負けたのか?
運命として損したか?
誰かにいわれのない罪をかぶせられたか?
不運の連続で立ち上がる事なんてもうできないのか?
そして、涙を武器にして憐れみを受けて同情を得る事を当然の糧としているのか?
分かった、貴方が負けた事を理由に、憐れみの中でその毛布に包まりたいなら何も言えない。
私は貴方ではない。貴方の苦しみを知ったかぶりで評価なんてできない。
同じように、俺のことも分かるまい。
貴方より私が幸福って言うことは、勝手な言い分だ。貴方は私ではないのだから。
貴方に私が言えるのは、負けたって自分が思うなら何も言えないって事だ。
私が本当に嫌いなのは、負けたって本当に思う覚悟も無く、負けているふうに振る舞って甘えてる奴だ。
そして、同じ様に勝ったって稚拙にも勝ち誇ってる奴。
本当は、勝ち負けなんて大した事ではない。
だが、勝ってるなんていい切る事の馬鹿さ加減を知っていて、
負けてるぜっていくら言われても負けてないって信じている強い人が崇高に勇気を共有できる友だって事です。
勝ったかどうかなんて自分で分からないが、負けたかどうかは誰が何を言おうと貴方が決める事なのだ。