ノイズ
ノイズばかり聞こえてくるのはなぜか?
調和を目指す私には違和感として聞こえてくるからだ。
だけど、1つのノイズが繰り返し入ってきて聞き慣れてくると調和に転化していく。
そのノイズに秩序を発見するからだろう。
人の進歩も同じように、訳のわからない音色が説得のある調和に転化し発見や進歩や理論につながっているのだろう。
そう言うことが生きていることのように思えている。
混沌というものも同じで、その中の何かが調和に転化していって秩序や真理として姿を現しているように思う。
そういうことが、進化ということのようだ。
老子の言葉の「足るを知る者は富む」にそのような在り様を感じている。この言葉は多分別の意味で表現されている。けれど、同じようなニュアンスが隠れているように感じる。
その感じは、今あるものを大切にし違和感のあるノイズがあってもそれにイラつかず静かに構えて、違和感から何かを壊すことをせず調和的に構えるということってことだ。
よくよく考えてみたら、 我々生命は宇宙のノイズから生まれ今に至っていると想像してしまう。