【幸福論11】人の価値と幸せの法則



1.人への評価とは


人は人を見る時(評価する時)自分の精神的状態によって人を見る目が変動することを理解していない。自分の自信度によって人の評価は変化するのである。たぶん、自身の変化を加味せず(自信があるないによる変化)自分の目線が固定的であるように錯覚しているかもしれないが、通常、自信のある時は人に寛容になり、凹んでいるときは厳しくなるのである。

図-1

上図は自分の評価の目線の違いについて図示した。相手に変動が無いのに自分の心理的状態によって評価内容は異なるのである。分かりやすく社会現象的に言えば、自分を会社に置き換えてみればよく分かる。会社に余裕があれば社員への評価は寛容だが、余裕が無ければ厳しい目線となってリストラの理由を探すことと同じなのである。
人は、自分が落ち込んでいる時は自分の正当性を証明するために他者の落ち度を探す習性がある。それは、「公平な絶対的目線」なんて実はどこにも存在しないということである。

2.自信の無い自己とは


ならば、人はなぜ落ち込むのであるか?それは、自分の状況への社会的評価に起因するところが大きい。例えば、自分がカッコいいかとかいいやつと評価されているかとか、または学校歴であったり役職であったり。自身のこだわりに対する他者の評価によるものに左右されるのである。人は人から受け入れられて幸せと感じる生き物なので、他者の評価によって凹んだり自信を持ったりする場合が大きくその事が自信のありなしに大いに影響する。

3.人の評価はいいかげん


しかしながら、人の評価とは最初に示したように評価側の状態に左右される代物なのである。どこにも「絶対的物差しなど無い」のである。神はどんな人にも平等に受け入れる準備がるように、人の価値に上下などはどこにも無いのである。
歴史的に見れば、古代は体力の有るものが有利だったろうし、現代においては知能の高いものが有利だったりするが、逆説的に言えば時代によって変化曖昧なものであり評価という面において絶対的な優位など無いのである。時代が変われば歴史上の偉人の評価も上下するのである。

4.強く生き幸福になる提言


現代社会においての優位性とは何か?人の評価に惑わされない自分の視点をもつと言う事である。
人の評価とはいいかげんなので、そんなものに惑わされるのは愚の骨頂である。簡単ではないけれども、自分の視点を重視することが大切。
世間には多くの評論家(人を批判する人)が多いが、いわれのない評判は無視して受け流す器量を持つ。それが優位になる秘訣である。、どんなに批判されていても、その自己を信じて自信を持てばいいのであって、ネガティブにならないように勝手に自分を信じていれば楽で強くいられるのである。
そうすれば、自信のある自分は他者に対しても寛容になれるので他者を幸せにすることとなりお互いに幸せになるのである。

自分の価値は自分で決めて自信を持つ。即実践してほしい。ただ、暴走だけは注意してね。


2010.02.06 sorry