【詩8】愛の讃美歌



少年や少女の頃に人を好きになった
1人の人を永遠に愛する事を「愛」と思った

そして結ばれて子供をもうけた

1人を永遠に愛する事が家族を愛する事に変わった
家族を愛する事は幸福だ
自分以外の幸福を願う魂を発見した

そして、僕の愛は家族以外にも向ける事を要求した
愛が多ければすなわち自分が幸福だからだ

それは、異性と抱き合うことでは無い
抱き合っても解決できない愛の挑戦を僕は受けた

愛が僕にせまって来た

誰をどれだけ愛せればいいかなんて愛は問ていない

自分の我ままを通すことが愛では無いと愛が教えてくれた

こんな僕の愛は無限大に膨張しそうだ
隣に座った飲んだくれにさえ、愛を自覚してしまうほどに

自分の幸福の達成に必ず愛は必要だ

それは大きければ大きいほど僕が正しいと愛は微笑んでくれる
社会から「無理は止めろよ」って言われても

計算することなんて無用と愛は僕に教えてくれた
そんな愛を信じる事が出来るのは、自分が幸福者だからだろう

でも、こんな僕のバカさ加減を否定出来ないほど

愛は間違っていないと僕に微笑んでくれている

誰からも認めてもらう必要なんてない、愛が認めてくれるなら
愛は正義を知っている

2010.4.21 sorry