【詩25】見えないクラクション
どうでもいいと思っていた
気にする必要なんて無いと思っていた
見えないクラクション 意地が悪く
見えないクラクション 責任なんて無い
騒々しい日々の中で、一層ウルサくしている
沈んでいる日々の中で
聞きたくない音が聞こえてくる
見えないクラクション 悪意に満ち溢れた
見えないクラクション キズつけるためだけの
本物の悪意にもなれず 本当は悪意におびえている
何も気にしていない全ての中で
野菊を踏みつぶしている 気にもかけないで
見えないクラクション 裏腹の孤独に耐えきれず ただウサを晴らしている
2011.8.2 sorry