【詩20】なきじょうご
僕はいつもあなたが好きだ
僕より一生懸命で
僕より人間くさくて
僕より正直で
そんな大好きなあなたの不幸を見た
そんな事望んでいないのに
そして、あなたの不幸で涙した
僕のエゲつなさは、そんな涙に自分の愛情を見る
そして安心する
あなたの不幸を自分の正義の証明にしている
全然正しくない自分のエサにしている
そんな、ハイエナみたいな涙
自分の涙のクソ加減を分かっている
そして、人の不幸を本当に望んでいないことさえ利用している
どうせならば、踏んづければいいのに
そんな、最低な自分を正しいと思わなければ生きれない
ゴメンとさえ言えない
あなたの不幸に比べれば
そうさ、悪魔より劣るのだ
悪魔は涙を見せないのだから
2010.10.11 sorry