【詩18】ビー玉のおもいで



夏にあたりまえに咲いているひまわりよ
今は、その明るい姿に心を打たれているよ
子どもの頃にはあたりまえの風景だったけれど

夜空にただ浮かぶ月よ
この年になって眺めると心を打たれてしまう
子どもの頃にその姿はあたりまえの風景だったけれど

あなたを愛して本当に真心からあなたに愛をそそいだ

そして僕は、
身勝手に愛してくれることや
身勝手にあなたの笑顔を求めた

あの日の僕は自分の無垢な愛が何より正しく
無垢ゆえにあなたにそれを求めた

そのあたりまえの本当の天然の心は
輝くほど美しかった 
だけど、あまりにもあなたを傷つけてしまった


今、花を愛せるのも
空に浮かぶ雲の自然な姿に憧れるのも
太陽のような子どたちに元気をもらうのも
そんな、そんな、あなと僕のいきさつがあったから

何の色にも染まっていなかった真心は
ただ、ただ、真心だけだった

2010.9.12 sorry