【社会システム6】2009年のテーマ 人類のテーマ「分かち合い」
2008年にテーマ「愛」を掲げましたが、今年(2009年)は「分かち合い」です。
2008年の総決算として言えるのは、”アメリカの崩壊”です。
相手の立場を理解して許しあうべき人類(愛の人類)のまったく逆の、勝ったものが全て(グローバルスタンダード)の国家が敗れた年でした。
勝つ事を目的にすることは、資本主義の原理(根源)でありそのことによって人類の進歩も加速されたのは間違いではないし、そのことで我々も豊かになったことはベルリンの壁が教えてくれました(注釈:共産圏の瓦解)。「勝つために努力する事は善」と思います。
ただ、勝つには守るという前提が必要です。何か(社会、家族、友人など)を守るために戦うには理がありますが、1000億円稼ぎたいには理はないのです。そのへんのはき違いを”アメリカ”はしたのではと思います。正に、愛のために勝つべきか、ただ個人の欲だけのために勝つかが、微妙な目的の差異の反動としてアメリカの矛盾を露呈させた年でした
(注釈:象徴的にリーマンショック)。国を守るために戦うのだという理由で経済戦略や戦争的アプローチしたことに、人類がどこか利己的なにおいを察知した結果と思うのです。そんなに神(大いなる意思)は馬鹿ではないのです。
結果、2009年に突きつけられた課題は、「どれだけ分かち合えるか」です。
利己的な勝利は間違いであると結論がでた”2008年”から送られた課題です。
人口はどんどん膨れ上がっています。こんなに人が多い時代でサバイバルが否定されたのです。ですから、誰かの富を摂取するという狩猟民族的発想は捨てて、限りある地球という島でどれだけ富を分かち合うかが人類の課題なのです。人が多い地球で「人類が助けあえるか」が課題です。
譲り合わなければ紛争が多くなることは目に見えています。貧困な人々を同じ人間としてどれだけ助けられるか。どれだけ「愛」を全うできるかということが本当に課題として人類に答えを求めていると思います。
オバマ大統領がこのブログを見ることはないでしょうが、彼自身がそのことを背負っていることを認識していただきたいたいと思います。
再度言います。2009年の課題「分かち合い」です。
PS:こんなことを言うのは共産主義者かと問われそうですが、今年2009年はアメリカさえ共産主義的な方向に舵を切らざるをえないでしょう。資本主義も共産主義もどちらも民主主義なのです。どちらも向かう目的は同じで、国民の幸福を目的としているのです。共産的が悪と言っていた時代はベルリンの壁と同時に無くなったのです。
(2012.2.8 以下追加記述)
そして、資本主義も崩壊の危機に瀕しています。何かシステムとして変更を迫られているのではないか?どこからかそんなメッセージが発せられているように感じます。
2009.01.04 sorry (2012.2.8 改訂)