【幸福論2】立場と人格



学生を卒業し、社会で生きることになると立場が出来ます。
大人とは立場を持つものなのかもしれません。
この当たり前の立場という言葉は、社会が形成されないと発生しなかった言葉です。漢字文化の奥の深さ思い知ります。

本音を言えない部分が社会にはあり、本音を語ってしまっては自分の行動などを否定してしまうことは誰にでも分かる事です。そこにはあなたが社会的に成り立ってるポジションがありそれに矛盾しないように振舞うことが立場を守ることです。

この立場と同じようなものに、人格というものがあります。
「人格」・・・社会的な個人としての主体
ようするに、人格とは社会の中で生きるためのあなたらしさみたいに私は考えています。性格と違い人格とは社会のポジションとしてのあなたの振舞いや発言です。

本音としては異なっていても立場や人格がそれを許さない場合はよくあります。
お客様だから、自分の気持ちにそむいて同調することは常識。それが大人です。

人格や立場を守ろうとするとうそつきになりますが、それは大人にしかできないことなのです。

子供は、親から「うそをついてはいけない」と言われます。そして次の日、正直に頭にきたやつを殴ったとします。しかし、それは叱られるのです。うそをつかずに正直に殴ったり侮辱したりします(行動したのに)が怒られるのです。そこで初めて子供なりに社会性を身につけて自分の怒りにうそをつくようになります(怒りごまかすように)。これが大人になる一歩ではないでしょうか?

私は大いにうそつきでいたいです。本音を忘れるくらい。
ただ、そこには1つだけ守らなければならないことがあり、それは「人を貶めるうそは間違いである」ということです。

いかがでしょうか?

2006.11.02 sorry (2012.1.25 改訂)