【哲学3】観念の起源-時間
「バーチャルとはなんぞや?」で時間も観念と語りましたが、そのことについて説明したいと思います。
時間という認識を人はなぜもつのでしょうか?時間は目に映りません。人が感じることができるだけです。時間を感じられない生き物からすれば「超能力」なのです。
で時間をなぜ人は感じれるか?それは、記憶力があるからです。記憶をたぐる時に、それは過去ですので時間を感じることができます。「この記憶は、以前のことだった」というように。
そのような記憶の能力を持つ人間が、記憶に目盛りをつけたのが時間です。ご存知のように時間とは、太陽など宇宙の動きと関連付けして区切って作ったのが起源で、人間が記憶を整理するために用いた手法なのです。ですから、時間が本当に存在するかというのは事実では無いかもしれません。そうのように人間が感じているにすぎないということであるかもしれず、あたかも、時間軸ごとに空間が存在すうように認識することは、タイムマシーンというものが空想であるように(学問的に時間を用いるのは否定しません)単なる観念であるかもしれないのです。
これが、私が時間を観念の産物と思う根拠で、自分たちが感じる事実ではあるが、本当は1つの見方にしか過ぎないのかもしれないのです。
そうすると面白いことに、地球上の生物でも未知の生き物でも、人間とは異なる感じる力を持つ生き物がいたとしたならば、人間が感じる時間の観念とおなじように、われわれの知らない能力(超能力)をもつことも十分にありうるのです。
2007.01.30 sorry (2012.01.27 改訂)