【叙事3】目的の証明



僕の目的は、達成されている。
その目的は純粋なものだった。
純粋ゆえ誰にも理解されていない。
そして、理解されたいとも思っていない。
しかし、目的を達成したのにクスブルものが残った。
自分にとってスッキリしないものとなっている。

しかし、そのクスブリが分かった。
それは、証明ができていないという事だ。
証明されないものは、現実ではない。
空想と変わりない。
空想はどこまで行ったとしても、空想でしかない。
自分の空想や願望に満足するのは、私的に満足したに過ぎない。
それは、マンガのような作り話に満足したに過ぎないのだ。

僕の純粋な取り組みはいつもその限界を超えられない。

純粋にマッシグラなのだが、証明ができていない。
「公的」に通用するものには至っていない。


それが、僕の敗北なのだ。
だから、クスブッていたのだ。
証明するには、はいた言葉と同じ勝利がなければならない。

勝利しないものは、願望にしかすぎず、理屈でしかないのだ。結論として。
誰よりも真剣で、誰よりも忠実なだけ哀れな敗北だった。

グチは無い。
ただ、証明できなかった原因だけは受け止めて、次の本気の糧にすることとした。

純粋ゆえにゴマカシもなく計算もない。
そんな、真っ直ぐさを人はウットオシイと感じることを知った事は、有益だった。


誰も悪く無いが、自分はそろそろ「受け入れる」から
「選ぶ」に変わらなければならないと感じている。
そうでなければ、「証明」に到達できないと感じている。
いくら心があっても、何もしていないのと同じなのだ。

心だけでは、誰も助けられないのだ。

2011.04.16 sorry