【世相6】清志朗の聞き方
僕の中では、一つの時代の終わりだった。彼の死は
あなた方に問いたい?晩年ピエロみたいなメイクを彼がナゼしていたか理由を考えたことあるかなぁ?
たぶん「お前らには俺を理解できるかい?」というポーズに映る。
ある意味、大衆を嫌いだが、愛を持つ彼はいつか気付いてほしく自分のファンにそれを求めたのかもしれない。
彼の詩を本当に理解した瞬間、彼が明言していない立場が浮かび上がる。
その中で、彼を友と思って聴くか。嫌いな者と思うか。それはリスナーにまかされる。あなたの自由に。
そんな事が、その生きざまも含め一つの行動であった。
自分の真心の目と自分の社会的な立場を微妙に歌詞にし、「おい!俺を信じれるか?」って問いかけていた。問いかけつづけ生きた。型破りな男。
僕は、人の気持ちなんて考えるヒマがないと思っているが、彼の愛と悲しみについて考えたくなる。今でも。
「清志朗よ!お前は孤独っだった。でも正しかった」と俺は思う。そのピエロみたいな悲しそうな表情をみると。。。
ハッキリと言ってる風で本当はそれでは無い語り(詩)の楽曲に彼の不幸な若い時代を感じ、子供たちにリズムとビートで語らなければならなかった日本のロッ君ローラーの「KING」の立場に生きざまを見る。
そう言いたいのは、「お前(清志朗)がオレを嫌いでも、俺はアンタが気になったし、本当に好きだった。でも、そんなに簡単に「オイラを好きになれ!」という風にはあなたは語っていない。」そんな風がカッコよく。本当に「愛」と「自由」を理解していたと思う。
いつか、あっちでguitarを聴かせたいョ。おれはヘボ演奏だが
(文章追加 2009.5.28)そんな語りでは、ダメダっとあっちで彼が怒っているだろう。
「この雨にうたれて、エンジン イカレれちまった」(彼のスタンダードだとミハーでなくそう思う)
そうそう、こんだけ彼を正直に語るのは、雨が上がったからだろうか?
2009.5.28 sorry(2012.2.9 改訂)